詩仙堂
詩仙堂(しせんどう)は京都市左京区にある江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡です。正しくは凹凸窠(穴冠に果)(おうとつか)であり、凹凸窠とはでこぼこした土地に建てた住居という意味です。この建物の中心には、中国の漢晋唐宋の詩家三十六人の肖像を狩野探幽に描かせ、頭上にそれら各詩人の詩を丈山自ら書いて四方の壁に掲げた詩仙の間と呼ばれる部屋があります。そのことから「詩仙堂」と呼ばれています。建物から庭に出て一周してくると写真のような情景を目の当たりにします。ちょうどを庭から建物を見た時、サツキが建物の形状に合わせて刈られているように思えてなりません。もう20年行っていますが、ずっと気になっていて、でも誰にも聞けなくて。