遠くへいざなう石

京都にある桂離宮の中門をくぐり框(かまち)を越えると4枚の正方形の御影石が「く」の字に配置されています。よく見ると一番奥の石だけが少し間隔を開けて置かれています。意識をその先の御輿寄(おこしよせ=玄関)へ向かわせるような、まるで客をいざなうかのような配置がなされています。