記憶をデザインする

名古屋芸術大学の学食前には青く塗られた床があります。私が学生の頃はこの青い部分が池でした。今は埋め立てて床になっていますが、普通なら既存の床に似せようとするところをあえて違う色に塗るあたり、なかなかのセンスです。過去のものを消し去るのではなく記憶として遺す手法もデザインをする上で効果的だと思います。今、非常勤講師として週に一度は通い、ここは必ず通ります。その度に25年前の学生の頃のことを思い出します。