外壁タイル

煉瓦はモルタルで積み上げていくものです。大きさは縦10cm、横21cm、厚さ6cmが標準寸法です。明治以降煉瓦造りの建物が日本でも造られましたが関東大震災で煉瓦造りの建物は地震に弱いということが判明して、日本ではコンクリート造など別の構造に仕上げとして貼り付けるようになりました。本物の煉瓦は花壇などの外構工事で見られます。
写真の煉瓦は薄いタイル状のもので、煉瓦タイルと言います。木造の建物にサイディングを貼り、その上に下処理を施し接着剤で貼ったものです。目地(めじ)と呼ばれるタイルとタイルの隙間はモルタル素材の目地材を押し込んでいます。貼り方や目地の巾や深さなど、実際の煉瓦積みをイメージして現場で決めていきます。こちらは長手積みという貼り方です。他には小口積み(ドイツ積み)やイギリス積みやフランス積みなどがあります。