設計します
落語で「抜け雀」という演目があります。
一文無しの若い絵師が宿屋に泊まり、宿代の代わりに衝立に雀の絵を描き去っていく。驚いたことに翌朝戸を開けると衝立に描かれた雀が飛び出して餌を食 べて戻ってくる。それが毎朝。このことが評判となりこの宿は大繁盛。ある時ある老人が現れ「このままでは雀は死んでしまうから休むところを描いてやろ う。」と言って止まり木と鳥籠を描いてしまった。雀は餌を食べて戻ってくると鳥籠の中で休むようになりこれまた大評判に。そんな話があります。
ここ最近、電車に乗ると空席が目立ち、街は人がまばら、名古屋芸大もモード学園も静かに今学期を終えました。一時停止のような状態が続き、改めて私た ちの暮らしは経済主体であるということを再確認させられます。これ機に在宅勤務など本当の意味での働き方改革が進むのかもしれません。
私が就職をした1996年に比べ現在は正規雇用者が若干の減少、一方、非正規雇用者は2倍に増加し、その他の従業者(役員、自営など)は大幅に減少をしています。
非正規雇用者の方も同様だと思いますが、私のような個人事業主にはこの先の保証はありません。企業の社長さんもそうかもしれませんが。
突然与えられた「止まり木」に心は休まらず、不安が募る日々。じっとしていても仕事は来ないですね。
私は雀ではなく鮪や鰹のような回遊魚なのかなと。最近そう思います。
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