大瀬子の熱田魚市場跡
熱田神宮や七里の渡しのそば、熱田区大瀬子にはかつて魚市場あったそうです。
跡地である現在の大瀬子公園のそばには「熱田魚市場」についての説明板が立っています。
「天正年間(1573年〜)には既に魚市場があり、織田信長の居城清須に魚介類を運んでいた。寛永年間(1624〜)尾張藩政のもとに、木之免、大瀬子に四戸ずつの問屋ができ、市場が開設された。以来藩の保護により近海はもとより遠国からも魚介が運び込まれ毎日取引が行なわれた。」と書かれています。
公園に面する通りを歩いていると、いくつもの神社があることに気づきました。大瀬子橋のそばに軻具突智(かぐつち)社、北へ30mほどに秋葉神社、さらに30mほどに行ったところにも秋葉神社、さらに…といった具合に同じ通り沿いに軻具突智社が1社、秋葉神社が4社、合計5つの神社が連続して建っています。
秋葉神社とは火防(ひよけ)や火伏せの神様が祀られている神社。軻具突智とは火の神であり鍛冶の神でもあるので、職人が包丁など金属の道具を使うからでしょうか。