何必館・京都現代美術館

「人は定説にしばられる。学問でも、芸術でも人は定説にしばられ自由を失ってしまう。定説を『何ぞ 必ずしも』と疑う自由な精神を持ち続けたいという願いから『何必館』と名付けました。何必館が美へのささやかな貢献となればと希っています。」
これは、何必館・京都現代美術館館長の梶川芳友氏の言葉です。エレベーターの扉が開くと突如現れる屋上庭園に驚かされないものはいないでしょう。この建物は梶川館長自らが設計した建物です。祇園の喧騒が嘘のような、ここだけは俗世ではない世界。